もひとり新人さん
もう一人、拙宅のメイン時代の後の人を追加。とりあえず一旦これで打ち止め。
いそうでいなかった趙武くんです。趙朔の子。かの有名な「趙氏孤児」その人。
うちでは基本『左伝』『国語』準拠でいくつもりではありますが、『史記』趙世家に登場する程嬰なんかと絡ませることはあるかもしれないです。おいしいとこ取りするかもです。程嬰とは絡んでほしい…。
『国語』では、欒書や士燮や韓厥や知罃に成人の挨拶回りに行ったときに、やたらと「美なるかな」と褒められる上、『礼記』(檀弓下)や『韓非子』(外儲説左下)によれば衣服の重さにも耐えられないかにように貧弱らしいので、いっそ女子に見えるくらいの見た目にしました(とはいえだいたい趙朔と同じです)。まあ、「美なるかな」は「美しいですね」というよりは「ご立派ですね」の意味らしいが…。
『礼記』『韓非子』には、華奢だという描写に加えて、口下手とも書いてあったな…そんなキャラ(?)もあったのは知らんかった…。
前に上げた二人よりは、既存の春秋の人と絡めるので、描く機会があるかも。欒書士燮郤錡韓厥知罃郤至あたりとは挨拶を交わしてるし(『国語』)、父の趙朔とともに下軍を率いていたこともある欒書様とはその関係の絡みも考えてみると面白そう。「あなたの父上はこのような方で…」みたいな話をしてほしい(『国語』で少し話してはいるが)。
韓厥は趙武を取り立てて趙氏の復権を果たしてくれた恩人に当たるので、バッチリ絡めますね。韓厥とは祖父の趙盾の話が盛り上がりそうだなー(とはいえ拙宅の韓厥は無口、趙武は口下手なので沈黙が長くなりそう…;)。韓厥は趙盾に養育されたと『左伝』(成公17年)や『国語』にありますし。そもそも韓厥が趙氏に肩入れしてくれるのも、趙盾に恩があるからだと思われる。
韓起や叔向もいると、趙武周りが充実してくる気もしますが、あの二人については完全に自分の情報収集が足りてないので、今のところ登場予定はないです…。他国の人も増やすと楽しそうだなー…宋の華元とか、楚の子嚢とか、魯の季孫行父とか、既存の人たちとけっこう絡めそう。晋なら魏絳や悼公様も欲しいな…。また不意に増えるかもしれません(笑)。
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