何もしないという贅沢
また日本海に石拾いに行ってきましたー今度はお泊りです!
以前富山を訪れた時に泊まってとても気に入った旅館があったので、そちらを拠点に一泊二日で石を拾ったりしてきました。宮崎海岸に面した旅館で、宿を出ればすぐ石拾いができるのです。お部屋はもちろん(?)オーシャンビューです。この眺めでございます☺
こちらのお宿、正直なところ相当年季が入っており、チェックインの際には宿帳に記帳し、トイレは部屋の外で、苦手な方は苦手かもしれないです。wi-fiも入ってないです…でもそれがよいのです。窓際のこの椅子に座りながら、ただ波音を聞き、松の奥に見える波打ち際を眺め、あるいは松の梢の先を流れる雲をぼんやり眺めたり…という何もしない時間が、なんだかとっても贅沢に感じるのです。時間の流れがとてもゆっくりに感じられます。
この旅館の他の魅力は宿のご主人。穏やかでフレンドリーで人を和ませる謎の力がある気がします。たぶんお一人で宿を回しており、食事の時間に会場に行ってもいらっさらなくて案内がない…なんてことがあるのですが、なぜか腹立ちなどはなく、自分と同じく待ちぼうけを食らっているスキンヘッドのおにーさんと「まだ準備中ですかね~」なんて軽い会話を交わしたりしました。この旅館に泊まると他の宿泊客と自然とコミュニケーションを取れるのがまた不思議なところ。コミュ障の自分でもこの有様です。
ご主人が順番に食事の案内をしてくれるんですが、一人一人にじっくり接してくれます。地元の話をしてくれたり、お酌もしてくれます(笑)。そしてお食事もええんや…。
海鮮がいっぱいです。日本酒を飲むしかないじゃない…! 地元の酒造場のお酒を堪能できるのもよい。
夕食の目玉はやはりこれでしょう! かにさんです。こんな高級食材を食べなれない自分がご主人に「どう食べればいいんでしょう…??」と相談すると、ご主人がカニの解体を実演して教えてくれました…ありがたや。カニを解体しながら、宿でカニをまるまる一匹提供する理由(以前はこのあたりを訪れた旅行者が漁港のカニを買い、海岸でそのまま食べていて、旅館でも昔からカニをまるまる提供していたとのこと…だったと思います)なども話してくれました。
立派なかにさんなので、これだけでけっこうお腹がいっぱいになります。ゆっくり夕食を楽しませてもらいました。部屋に戻り、飲み残した日本酒をちびちびやりながら、波の音をBGMにSBRを読んでました(笑)。
翌朝は朝食をいただき、チェックアウトをしたら車を宿に置かせてもらって海岸に出ます。
宿のすぐ外がこの景色。昨日は曇天で石がよく見えず、あまりいい感じの石が拾えなかったのですが、この日は晴れ間があって石が拾いやすい…。波打ち際を攻めていたら大波を食らってズボンが濡れました(涙)。1時間ほど粘ったお蔭でこの日はまあまあ気に入った石を拾えました。海岸近くだけどトンボがめっさたくさんいました。トンボもフレンドリーでした。
石を持って車に戻ったところ、ちょうどご主人と出くわしたので、拾った石を見てもらいました。どうもヒスイっぽいのがあったらしいです…やったー!
指の爪くらいのサイズで、表面の結晶がほとんど見えないのでもしかすると違うかもしれないのですが(ご主人からも、フォッサ〇グナミュージアムで鑑定してもらうといいですよ、とは言われた)、これがヒスイっぽいやつです。手触りはスベスベで、うまく写ってないんですがきれいな黄緑が入っています。
この他にも、部分的にめっさ磁力が強い蛇紋岩とか面白い石も拾えたので、大変良かったです。雪が降る前にもう一度、糸魚川とかに石拾いに行きたいです。






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