神保町でお買い物
久々に神保町に行ってお買い物! 中国系の書籍が目的です。ので、鉄板の東方書店さんと内山書店さんへ。1時間くらいで買い物終わるかなーと思ってたら2時間近くかかった…本のお取り寄せを頼んでたこともありますが、いろんな本があって片っ端から見てしまった…。
まずは東方書店さんへ。こんなん買いました!
楽〇舎さんの同人誌は予め買おうと思っていて、5冊ほどゲット。一番欲しかった喪礼と祭祀の本をゲットできたので満足…(天文の本がなくて残念…店員さんに聞けばよかったかな?)。『左伝』や『礼記』を見るとどうしても喪礼のことが気になって自分でもいろいろ調べてたのですが、難しくて頭がごちゃごちゃしてしまって…。
喪礼の本は早速読ませていただいたのですが、個人でこんだけ自分の中に情報を落とし込んで詳しく書けるのがすごすぎる(語彙力)…池田末利先生の『儀礼』はやはり参考にされてるのか…。『礼記』などを見ていると、身分が高ければ高いほど服喪期間も長くなる印象があったのですが、漢や魏の頃には祔祭以降はけっこう駆け足なんだな…というのは新鮮な発見でした。
『推し活』本も、予め買うつもりでした。lofterとかをやってると、やはり俗語的表現が最大の敵で、さっぱり分からんのですよね…普通の中国語ですら分からんのに…。なので、今後中国語圏の同人関連の言葉を理解するのに役立てられそう。
『新定三礼図』は、名前は予め知っていたし、ネット上でも見たことはあるのですが、こちらはちゃんと整理されていて注も加えられているので購入。礼の関係は図がないとよく分からんのです…;
あと、『儀礼』関係の本でなかなか興味深いものを見つけたのですが、あったのは嘉礼の上巻だけで、続きの巻がない…ので、店員さんに「この続きありますか?」と勇気を出して(笑)聞いてみました。池田末利先生の『儀礼』には図がついてるのですが、その図によく似た感じのものがたっぷり収録されていたので、こんな感じのがあれば欲しい!と思いまして…。
探していただいて、取り寄せであれば嘉礼以外の巻もあると教えていただいたので、自分的に一番気になる凶礼(喪礼)と、なんとなく知っていると役立ちそうな気がした賓礼の巻のお取り寄せをお願いしました。こんなお買い物ができるのがよいですね…さすが専門店…。
購入した時に中国のしおりもつけていただきましたありがとうございます(>_<)。
で、次に内山書店さんへ。こんなん買いました。
『古代中国の社』は、以前ついったで紹介されてたのを見て気になっていたので、見つけて購入。『詩経』の中の植物事典は、写真小さめだけどフルカラーなので、後で使うかもしれないし見ていてちょっと楽しそう…と思い、だいぶ古そうな本だったけど購入。
個人的に一番ツボったのが、『国語文系年注析』という『国語』の本。なんとなく目に入ってぱらぱら見てみたのですが…なかなか面白そう! 『国語』の中のエモい(…)言葉を抜き出し(=全訳ではない)、それを国別ではなく時系列に沿って並べなおしているのが最大の特徴かな…。で、この年にはこんなことがあって、『国語』に登場するこんな人が存命です、ということも細かく記載されている。
注もついてるのですが…人物に対する注釈が異様に詳細。この人の名前はこれこれこういう本のこういう巻に載ってます…というのが、おそろしく詳しく列挙されていて、そこから分かる姓・氏・名・字・諡号・家系などをまとめてくれている。これを見て買うことを決意。『国語』関係の本はそう多くない気がするので、こういう面白い特徴を持った『国語』本に出会えてうれしいですね! またゆっくり見てみよ…。
やっぱり、ふと目についた本に手を伸ばして中身を見て買える…ってよいですね…。思いがけない出会いがある…。専門店ならではの楽しさ。
とりあえず、次回のクレカの請求がちょっと怖いくらいのお買い物はしたので満足。また上京する機会があれば、今度は別の中国書取り扱いの本屋さんも見て回ってみたいです。
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