東北⑥ 高館

 無量光院跡から道を北上していきます。

どうでもええのですが、途中で左手に見えてくる公衆トイレが大変キレイで、訪問者ノートみたいなのもあって面白かったです。旅先では、行ける時にトイレに行くことが大事だと思っている…(何)。


●高館

文字通り小高いところにあります。

こちらの階段を上がり、まず右手へ。こちらには、芭蕉のかの有名な句碑があります。

「まづ高館にのぼれば、北上川 南部より流るる大河なり。…さても義臣すぐつてこの城にこもり、功名一時の叢となる。『国破れて山河あり、城春にして草青みたり』と笠うち敷きて、時のうつるまで泪を落としはべりぬ。」

「夏草や つはものどもが 夢の跡」

芭蕉もこの景色を見ながら、かの句を詠んだのか…と思うと、風情を解しない自分でも、なんだかしみじみとした気持ちになります。奥に見える山は束稲山というっぽいです。

↓高館からの展望はこんな感じです。北上川が本当に目の前。

そして、句碑から反対方向に向かい、階段を上がると…

左が高館義経堂で、中には義経の像が安置されています。右側の石塔は、義経の供養塔です。ついに拝むことができました。しばらくここから北上川を眺めてボケーっとしていました。ボケーっとしてるだけだけど、ここに身を置いているという実感が伴うだけで、それがなんともいえずよいのです。人もほとんどおらず、一人でこの地を独占しているような感覚もあり、この上ない贅沢をしている気持ちになります。

義経堂の前にオリジナルのおみくじがあったので引いてみました。吉でした。お言葉みたいなところに、要約すると「進むべき道筋を知るには『火』と『典』が一番いいよ!」的なことが書いてあり、「つまりはアヴと典明に従えということか…最高やん…」と思ってしまった(消せない煩悩)。おみくじには7センチくらいの小さな護身刀がついてます。小さいですがずっしり感があります。

参拝を終えたので、入口で御朱印をいただきました。書き置きですが、その場で日付を入れていただけます。毛越寺の袋に入れていただいたので、義経堂は毛越寺の管下ってことなのかな? 御朱印を神社用とお寺用のどちらに貼るべきか悩みましたが、神社用の方に貼っておきました。御朱印に梵字(種字)っぽいのがあったので本当に迷う…。


●おもち

高館から中尊寺に向かう途中に気になるお店があったので、腹ごしらえに向かいます。お餅膳とかおそばが食べられる飲食店です。藤原三代お餅膳(6種のお餅セット)とかも気になったのですが、軽めに食べられそうな、選べるお餅3個セットをチョイスしました。食べるのがめっさ遅いので、がっつり食べると時間がかかりそうで…(汗)。

お餅は左からずんだ、くるみ、じゅうね(えごま)。手前は甘めの大根おろし(お口直し用とのこと)。じゅうね(えごま)は珍しいので頼んでみたのですが、あっさりしたごまみたいな味でした。おもちはめっさもちもちでした。おいしかったです。

充電ができたところで、中尊寺に向かいます。

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