東北③ 塩釜
松島海岸から本塩釜駅へ。仙石線は「〇塩釜駅」が三つあって、降りる駅を迷ってしまう(汗)。芭蕉は塩釜→松島の順でしたが、自分は塩釜でランチを食べたかったので松島→塩釜です(芭蕉<ランチか)。
●鹽竈神社・志波彦神社
塩釜に来た一番の目的は、陸奥国一の宮である鹽竈神社参拝のためです。駅から歩いて行きます。
表参道もありますが、こちらの裏手(?)の鳥居から入ります。緩い(でもないかも)坂道や階段をだらだら上がっていきます。
鹽竈神社の本殿です。鹿島香取でおなじみ(?)のタケミカヅチとフツヌシが祭神です。別宮の方には塩土老翁神(しおつちおぢのかみ)が祭られているそうです。
社殿の左右に、あまり見かけないタイプの金属製の灯篭があるのですが…
「神前に古き宝灯あり。かねのとびらのおもてに『文治三年和泉三郎寄進』とあり。五百年来のおもかげ、今目の前にうかびて、そぞろに珍し」と『奥の細道』に出てくる「宝灯」がこれのようです。「和泉三郎」は藤原秀衡の子で、父の遺命を守って義経に従い討死したとのこと。芭蕉も「勇義忠孝の士」と称えています。芭蕉が目にしたものを自分も見てるのかーと思うと、なんかすごい…(語彙力)と思えます。
参拝の前に御朱印帳を社務所にお渡ししたのですが、そこにいた観光客のマダムにかばんの色を唐突に褒められましたありがとうございます(笑/ピーコックグリーンのかばんなのです)。御朱印は、隣接する志波彦(しわひこ)神社のものと一緒に、二社分見開きでいただけます。
志波彦神社参拝の後、あまりに寒く(6度くらいだった?)風も強かったため、寒さに耐えられず神社近場のお茶所で甘酒をいただきました。ピンク色で桜の塩漬けも入ってていろいろほっこりしました。
帰りは表参道から。
階段すごすぎ…膝に地雷をかかえており、昨日今日とだいぶ歩いているため、途中で膝が痛くてたまらんかったです(涙)。『奥の細道』にも「石のきざはし九仞に重なり…」とありますが、まさにそんな感じ。
●本塩釜駅前で海鮮
1時半くらいに、予め目星をつけておいた駅前のまぐろ料理のお店に入ります。この時間だけど満席で、少し待ちました。海なし県民なので、新鮮な海鮮はどうしても食べておきたかったのです(>_<)。
ということで、まぐろ赤身の漬け丼をいただきました。1000円以内で食べられるなんて最高すぎる…筋もないしおいしくて満足でした!
歩いて塩釜を見て回りましたが、鹽竈神社に向かう歩道には塩釜を詠んだ和歌を刻んだ石板がたくさん埋まっていて、塩釜はやっぱり著名な歌枕だったんだな…というのを改めて実感したりしました。
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